我が家に来たペット
父・母・地元の小学校に通う高学年の兄と低学年の弟の4人家族。
毎日があっという間に過ぎていく、そんな日々を過ごしている。
そんな家族に、ちょっとしたことがきっかっけで、新しい仲間が増えた。
初めての、生き物と一緒に過ごす生活。
そのなかで、兄弟も共に成長していく…
●ペットがほしい
最近、うちの次男がペットを飼いたいと言い出した。まわりで犬を飼い始めた友達がいるからだ。
けど、うちは犬とか飼えないし、なんとか言い聞かすしかないか・・・
買い物ついでに寄ってみたペットコーナーを出ようとして、目にとまったものがあった。
カラフルな入れ物に入った小さな生き物たち。
そういえば、前にこのペットコーナーで犬を見た帰り、水槽の魚にも興味を示してたよな・・・
こういうペットはどうだろう・・・ |
●エサ
ありがたいことに、反応は上々だった。 目の前のザリガニに興味津々だ。
そういえば、この子らはザリガニをまだ見たことがないんだっけ。
「おっ!ザリガニ?すげ〜!」
と、高学年のお兄ちゃんが小さな容器の中のザリガニをのぞく。すかさず次男が走り寄り、容器を抱えて 「ぼくのザリガニだ」とアピール。
「エサはあるの?」
お兄ちゃんの質問に、 「にぼしでいいんじゃないの?」と私が返事をする。
すると、しっかりもののお兄ちゃんは 「え〜、ちゃんとしたものでなきゃ〜」と次男を連れて近くのペット屋さんへ行った。
飼育マネージャーはお兄ちゃんに任せよう、 頼りになりそうだ。 |
●ザリガニの散歩
次男のザリガニへの愛情はなかなか深いようだ。
休日、お天気が良いので、近くの公園へ出かけることにした。
ザリガニを連れて行く!と言い出す次男。 しょうがないので、購入したときのカップに入れて連れて行くことにした。
公園では、ザリガニを外に出して遊ばせている。 エサをやろうとすると両手を挙げて 「ほしいほしい」と合図している。
なるほど、確かにちょっと可愛いな。 |
●お留守番
夏休み、楽しみにしていた3泊4日の沖縄旅行。
愛しのザリガニ君を飛行機に乗せて連れて行くのは無理なので、今回はあきらめてもらうことに。
留守中は、お兄ちゃんのお友達のところで預かってもらうことになった。受け入れ先も見つかり一安心。
「帰ってきたら大きくなってる?」 ザリガニが気になる次男。
「そうだね、エサも渡したし、きっと大丈夫よ。」 |
●父参戦
その日は朝から大騒ぎだった。 ザリガニが脱皮したのだ。
脱ぎ捨てられた殻を見て、一瞬死んでしまったのかと大騒ぎになった。けれど、無事、成長している証だと説明されて、納得のご様子。
夜、帰ってきた夫の手には、赤いベタが。 夫も熱帯魚に興味を持ち始めたみたい。
ベタをワイングラスに移してみると、なんだか我が家が、すこし大人の雰囲気になった。 |