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Let's アクアリウム!

23歳、OL。

4月から地元を離れ、東京で一人暮らしをはじめた。

慣れない暮らしの中、突然うちにやってきたかわいい生き物。

この出会いが、私に新しい世界を教えてくれる…

 

●誕生日

 親友が来てくれたので今夜はふたりでパーティーだ!

 

『お誕生日おめでとう!!』

 

 親友から手渡されたプレゼントは水が入った小さな容器。その中で小さなフグが一生懸命泳いでいる。

かわいい…!

けど、私、魚って飼ったことないなぁ… 

 

『ありがとう!フグって海のお魚でしょ?私でもちゃんと飼えるのかな??』

『この子は簡単に飼えるフグなんだって!』

 

そう言って、親友はスマホでフグの飼い方を調べて見せてくれた。私みたいな初心者でも大丈夫そうだ。

 

ドラマでよくある“水槽のある生活”

…というほどではないけれど、これはなんだか楽しそうなんじゃない!?

 

●翌朝

朝起きて、あらためてフグを確認してみる。

 なんだか、昨日よりも可愛く見える。朝日のせいか、色が綺麗になったみたいだ。

 

一緒にもらったエサをやってみた。

食べ…た!

 

なるべく早く水槽を用意してあげたいな…

 

出勤までの時間で調べてみる。

おしゃれな水槽の画像がいっぱいある。

私だったら水槽は、これが良いかな、

砂は、こんなので、こういうの入れたりして…

 

自分流のイメージが湧いてくる。

朝から頭はフル回転!

 

●ランチタイム

いつも同期で集まるランチタイム。

写真を見せて、みんなにフグをお披露目した。

 

『名前は大吉。かわいいでしょ??』

 

同期のひとりがエサについて聞いてきた。

『フグってなに食べるの?』

『友達が、フグのエサも一緒にくれたの。フグが好きなものが入ってて食べやすいんだって。』

『へぇ〜。フグのエサって売ってるんだね。』

 

どうやら、同期も前から熱帯魚に興味があったらしい。次の休みに、水槽を買いに行くつもりだと話したら、一緒に行くことになった。

 

●ペットショップにて

『水槽たくさんあるねぇ。』

『外部ろ過?外掛け?なんだか難しそう…』

 確かに、本格的な水槽がずらっと並んでいる。

ライトが点いていたり、水が流れていたり、システムがきちんとしている、って感じ。

泳いでいる魚も多種多様。どれも綺麗で幻想的…

 

『なんか可愛いのあるよ!全部が一緒になっているみたい。オールインワン?』

 

プチハウスを発見。

ネットで見ていたやつだ。

ポンプとかいろいろセットになっているので、初心者の私にはこれが良さそう。

 

『おぉー!かわいい!フタの色も選べるんだ!』

『最初はこれにしてみようかな♪かわいいし』

 

同期も、同じ売り場に並んでいたプチアクアシリーズの生き物の中から、アカヒレを選んで、同じセットを購入した。

 

●休日【プチハウスの前でfacebook】

『この前撮った大吉のベストショットを上げておこう!』

 

あれから、ほぼ毎日、私は大吉の写真を撮っている。

お気に入りの写真は、facebookにアップするようになった。

 

今まで、普通の女子っぽい内容だったのが、最近の私は、ちょっと違う。

 

『山田さんからコメントだ!山田さんも魚飼ってるんだなぁ。』

ネットでいろいろ調べながら、いつか置く予定の、憧れの水槽計画を立てる時間も増えた。

 

『あ、小次郎の紹介もせねば!』

小次郎の写真を撮る。

“小次郎”とは、最近新しくうちの仲間として迎えたベタに付けた名前だ。

 

色違いのフタのプチハウスが並んだ私の部屋。

憧れの水槽を置くまではまだ遠いけど、いつか、大吉も小次郎も大きな水槽で泳がせてあげるからね!

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