バンブルビーフィッシュってどんな魚?
●東南アジアに生息する小型のハゼです。
大人になっても3cm程度にしかなりません。名前のとおり、蜂のようなしましま模様がチャームポイントです。
●汽水で飼育します。
バンブルビーフィッシュは海の水(海水)と川の水(淡水)が混ざり合う場所に棲んでいます。そのため、海水よりも塩分濃度の低い汽水で飼育をしましょう。
●寒い時期はヒーターを入れよう!
バンブルビーフィッシュは熱帯魚なので寒いのが苦手。観賞魚用のヒーターなどを使用して、水温約25℃くらいに温めてあげましょう。
●気が荒いので1匹だけでの飼育がおすすめです。
バンブルビーフィッシュは複数飼育するとケンカする場合がよくあります。ストレスから拒食症になったり、傷から病気になったりするので、1匹だけでの飼育をおすすめします。
バンブルビーフィッシュの飼い方
【スタート編】
@水槽の置き場所を決めましょう
置き場所のポイント
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水平で安定した場所に置きましょう。
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直射日光が当たらない場所に置きましょう。
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エアコンの風が直接当たらない場所に置きましょう。
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電化製品の近くには置かないようにしましょう。
A水槽・ろ過装置を用意しましょう
プチアクアの容器は水量が少なく、水質や水温の変化が起こりやすいため、長期飼育には適していません。幼魚は1匹につき2リットル以上を目安に水槽や飼育容器を用意しましょう。水槽から飛び出すことがあるので、水槽にフタをしましょう。また、フンや残ったエサから発生する水の汚れをきれいにする、ろ過フィルターを用意しましょう。
B底砂、石などを用意しましょう
底砂はお好みで用意してください。ミネラルを供給する『プチマリンの砂』、水質をアルカリ性に保つ『プチアクアの石 ホワイトロック』がおすすめです。
軽く水洗いした水槽に、別の容器で水洗いした砂を入れ、石をレイアウトします。
※水洗いの際は洗剤を使用しないでください。
C汽水を用意しましょう
1/4海水の塩分濃度で飼育します。『汽水と海水の素』を使えば2リットルのペットボトルを利用して簡単に1/4濃度の汽水を作ることができ、カルキも中和することができます。カルキ抜きが入っていない人工海水の素を使用する場合は、カルキを抜いた水を使用して汽水を作ってください。秋〜春にかけては、あらかじめ観賞魚用ヒーターなどで水を約25℃に温めておきましょう。
D水合わせをしましょう
まず、用意した水とプチアクアの水温を合わせます。バケツなどを用意し、プチアクアの容器ごと水に浮かべておくのがおすすめです。まだ温まっていない水に浮かべてしまうと、プチアクアの水が冷えてバンブルビーフィッシュが弱ってしまうのでご注意ください。
次に水質を合わせます。プチアクアの飼育水を1/4ほど捨て、捨てた同量分、Cで用意した汽水を足し30分程静置します。30分経過したら、再びプチアクアの飼育水を1/4ほど捨て、汽水を追加します。これを2〜3回繰り返してください。
Eバンブルビーフィッシュを飼育容器に移しましょう
Cで用意した汽水を先に水槽に入れ、その後、バンブルビーフィッシュだけを水槽にそっと移してください。プチアクアの容器に残った水は捨ててください。
【日常管理編】
◆エサの与え方
1日2〜3回、食べ残しが出ないように少量ずつ様子を見ながら与えてください。水質の悪化を防ぐために、食べ残したエサは取り除いてください。
おすすめのエサ
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・・・・小さめのミドリフグフグ向けのエサですが
バンブルビーフィッシュにも食べやすい大きさになっているためおすすめです。
◆水換えについて
1週間〜2週間に1度、水換え用の汽水を用意して、総水量の1/4〜1/3程度を水換えしましょう。フンやエサの食べ残しが底砂の中に入っているため、底砂の掃除も合わせておこなってください。ろ過フィルターの掃除をする場合は、バケツに汲んだ飼育水で軽く洗いましょう。
※バンブルビーフィッシュの体調が悪い場合は塩分濃度が低いことが多いので、少し塩分濃度を高くしてみてください。
※水槽の飼育水が蒸発すると、塩分濃度が高くなるので、蒸発した分、カルキ抜きを抜いた水道水を足しましょう。