ドワーフクラブってどんな生き物?
●意外と飼育が簡単!繁殖も狙えるかも!?
●水辺と陸地両方が必要
ドワーフクラブは陸棲傾向が強いので水場と陸地の両方を設けたレイアウトでの飼育がいいでしょう。
●脱走名人。水槽には必ずフタをしよう。
レイアウトの石や流木、ヒーターのコードなどを伝って、脱走することがあるので、飼育容器には必ずフタをしましょう。
●寒い時期はヒーターを入れよう。
ドワーフクラブはインドネシア原産の熱帯性の生き物なので、寒いのが苦手。観賞魚用ヒーターやパネルヒーターなどを使用して、水温を約25℃くらいに温めてあげよう。
ドワーフクラブの種類
●ヴァンパイアクラブ |
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紫色のハサミと黄色の甲をもつ珍しい種類。 |
最大甲長: 約2cm |
寿 命: 2〜3年 |
●レッドデビルクラブ |
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ハサミと甲が鮮やかな紅色をしています。 |
最大甲長: 約2cm |
寿 命: 2〜3年 |
ドワーフクラブの飼い方
【スタート編】
@飼育容器の置き場所を決めましょう
置き場所のポイント
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水平で安定した場所に置きましょう。
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直射日光が当たらない場所に置きましょう。
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エアコンの風が直接当たらない場所に置きましょう。
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電化製品の近くには置かないようにしましょう。
A飼育容器を用意しましょう
ドワーフクラブはプラケースや観賞魚用の水槽などで飼育できます。高さの低い水槽やフタのない水槽は脱走しやすいため不向きです。エアチューブやコードをよじ登ったり、ちょっとした隙間からも抜け出しますので、しっかりフタを閉めて脱走を防ぐことができる飼育容器をお選びください。ただし、密閉してしまうと酸欠になってしまうので、必ず空気が入れ替わる穴や隙間を確保してください。
B水辺、陸地を作りましょう
ドワーフクラブは水辺に近い陸地に生息しており、容器内でも水場と陸地の両方を用意する必要があります。流木、石、ソイル、ミズゴケなどで陸地を作り、全身が水に浸かるくらいの水場を確保しましょう。水道水には消毒のため塩素が入っていて、ドワーフクラブにとって良くありません。一晩汲み置くか、『簡単カルキ抜き』で塩素を中和してから使用します。
C温度管理をしましょう
飼育時の適温は20〜28℃くらいです。寒い時期には水中に沈めて使用する水中ヒーターや、飼育容器の下に敷くパネルヒーターなど、飼育環境に応じて保温器具を使用してください。昼間暖かくても夜になると温度が下がる場合がありますので、早めに使用しましょう。また、夏場は気温や湿度が上昇しすぎないよう、できるだけ涼しい場所に設置してください。
Dドワーフクラブを入れましょう
プチアクアのカップからドワーフクラブを飼育容器にそっと移しましょう。これらのカニは複数で飼育することが可能です。複数で飼育する場合は、流木や石、植物などで隠れ家をたくさん作ってあげましょう。また、エサが少ないと共食いをする可能性がありますので、こまめにエサを与えてください。
【日常管理編】
◆エサの与え方
1〜3日に1回、ザリガニのエサや乾燥赤虫を少量与えてください。食べ残したエサはこまめに取り除いてください。
おすすめのエサ
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・・・・生きた赤虫の成分をそこなわないように凍結真空乾燥しているので、大変新鮮で栄養たっぷり。
◆水換えについて
水が汚れるとドワーフクラブが調子を崩すことがありますので、1週間〜2週間に1度、カルキを抜いた水道水で水換えをしてください。『多目的スポイト』などで水中のゴミを吸い取りながら全部の水を交換してください。
【飼育例】
◆ プチハウスの飼育イメージ
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プチハウスを使用する際は、ポンプを取り外した状態で使用してください。
※市販の植物には農薬が使用されている場合があります。カニに悪影響を及ぼす恐れがありますので、植物を使用する場合はご注意ください。